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2013.04.13
愛知の自動車盗難・昨年まで5年連続で全国ワーストワン!車種別1位はランクル
昨年まで5年連続で全国ワーストワンが続いた愛知県の自動車盗難認知件数。今年も、前年比では減少しているものの依然として多発しており、一層の対策強化が求められています。その啓発のため、愛知県警は昨年1年間の確定数値で「自動車盗難の実態」をまとめ、対策のポイントを次のようにまとめています。
平成24年の愛知県の自動車盗難認知件数は3186件と全国で突出しており、2位(千葉県2380件)とは大きな差があります。名古屋市(1035件)についても全国の政令指定都市の中で突出している状況です。
県内の地域的には、西三河や名古屋市周辺での発生が目立っており、発生場所では住宅(アパート・マンション等の併設駐車場を含む)、月極駐車場が多く、全体の6割以上を占めています。また、店舗・会社などの駐車場でも1割近く発生しています。
自動車関連盗難(車上狙い・部品狙い)の発生は年間22,181件、1日当たり約60件となっています。被害額は自動車盗で約54億7000万円、車上狙い・部品狙いで約15億6000万円、合わせて70億3000万円となり、1日当たり約1920万円にもなります。
24年中の盗難の車種別ランキングではランドクルーザーが一位。盗難度(県内保有車両に占める割合)では、ランドクルーザーが29・9台に1台、セルシオが54・8台に1台で非常に高く、また、盗難車の年式は平成17年式が最も多く、とくにクラウンは16年式、17年式に盗難が集中しています。
24年中の盗難被害に遭った自動車のうち、エンジンキーを抜いた状態で盗まれたものは全体の8割に及び、エンジンキーを抜いてロックすることは防犯上当然ですが、それだけでは自動車盗難は防げないのが現実のようです。
警報装置やハンドル固定装置の活用など複数の防犯対策を組み合わせるとともに、自動車購入時にはイモビライザ装着車を選ぶことが重要となります。警報機やハンドルを固定して運転できなくする装置など、警戒していることが外部から分かるようにすることも対策の一つとされています。
(提供:整備新聞社)